結婚式のカラオケでウエディングソング
結婚式で盛り上がるのは何も新郎新婦のキャンドルサービスだけじゃありませんよね。
圧倒的な歌唱力でカラオケで盛り上げてくれる方だっています。
以前知人の結婚式でこんなことがありました。
結婚式も中休みといったところで司会の方に紹介され、
さっそうと現れたのは大学生くらいの若い男の子でした。
整った顔立ちに長い前髪。
どこかヴィジュアル系バンドを彷彿させる容貌。
マイクを持つと、何かに取り憑かれたように前髪をビュンビュンと揺らし始めました。
一体どんな歌なのかと思っていた矢先。
「しぃ〜んぱぁ〜いぬぁ〜いからね〜きぃみぃ〜のぅおむぉいぐぁ〜」
まさかのKANの「愛は勝つ」でした(笑)
「どぅぉ〜んな〜にこんなんでぃぇ〜くぅじぃけぇそぅぉでもぉ〜」
会場内はそのギャップに爆笑の渦。
しかもかなりの音痴です(笑)
「くぁぬぁら〜ずぅ〜あいはくぁつぅ〜」
自己陶酔しているせいか、会場の笑い声にさえ気づいていませんでした。
歌い終わった彼は、最後に一言こう言いました。
「ご静聴ありがとうごじゃいまちた」
最後はきっと噛んだのだと思います。
そしてきっと愛は勝つのだと思います。
そのご夫婦は彼の歌声が忘れられず、その後生まれた娘に「愛」と名づけました。
結婚式で友人代表がお祝いの言葉を言うのは昔から慣例となっていますが、私の親戚の結婚式でこんなことがありました。
親戚は、大学時代ラグビーをしていて、筋骨隆々なんですが、お祝いの言葉を言うはそのラグビー部の同級生がすることになっていました。
友人代表○○さん、と司会の方が言うと式場の外からさっそうと現れたのがその友人。
流れ始めたBGMはドリカムの「未来予想図U」でした。
友人代表をよく見ると、海水パンツ一丁での登場。
さすがに会場内ではどよめきと、失笑が起こりました。
しかもドリカムです。
そしてゴーグル姿に水泳帽。
ギャップありすぎです。
マイクの前まで行くと、彼はこう言いました。
「○○君・○○ちゃん結婚おめでとう。この体に塗ったオイルくらい僕が滑っているということ。今、僕は逃げ出したい気分です」
そう言うと一転会場内は爆笑の嵐。
「○○君とは大学時代よくタックルでぶつかり合いました。でもモテモテだった○○君はいつも女の子ともベッドでぶつかり合っていました」
爆笑に次ぐ、爆笑。
「そんな○○君に真正面からぶつかっていく新婦の○○ちゃん。奴のタックルはどうでしたか?」
そして新婦にマイクが渡される。
「すごかったです」
その一言に会場は爆笑。
友人代表は、すごい格好でがに股で歩き(どうやら新郎の歩き方の真似らしい)
そして一言。
「この歩き方では、いつかは転んでしまいます。○○ちゃん、うまく支えてあげてください」
そうまとめ、会場内からは拍手が起こりました。
その瞬間、ドリカムのBGMは、笑いから感動へと切り替わったことでしょう。
今までこんなおもしろいお祝いの言葉は他に経験したことがありません。
一歩間違えれば、冷ややかな視線だけの寒いスピーチになるところでしたが。
親族を含め冗談の分かる人ばかりだったのが成功の要因だったのでしょうか。
また、お祝いの言葉を言った彼は地元でも一番の名門大学出身で、企業内でも若くしてエリートの方だそうです。
こんな風にできる人なら何度でも頼まれそうですよね。
体裁ばかりのお祝いの言葉が「お祝い」ではありません。心からの言葉、時にはおもしろおかしく言うのもスピーチのスパイスになっていいのではないでしょうか。
皆さんも歌には十分注意しましょう(笑)